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Human Environment Studies (PROGRAM FOR STUDENTS ENROLLING IN OR BEFORE 2015 SCHOOL YEAR)

環境のあり方をともに考える
【研究課題】
■ 「迷惑施設」の立地をめぐる紛争と合意形成に関する研究、環境問題と公共性
■ 文理融合を基軸とする環境問題の学際研究、環境修復・リサイクル技術開発、食と環境

 人間環境論では、世界各地で発現している様々な環境問題を環境の価値の損失ととらえ、それを人間にとって価値のあるものとして実現していく方向性を論じてゆく。この価値ある環境とは、「安全」で、「資源の豊かさ」、を保ち、「文化的価値」を備えたものを意味している。
 しかし、人間にとって価値を持つとはいえ、無制限な追求が許されるわけではなく、有限性な資源や生態系の価値を、この地球上に生きるすべての人々さらには未来世代と共有しなければならない。また人間社会における文化の多様性に応じて、自然の価値の具体的なありようも多様な形をとるため、その多様性を前提にした上での環境の価値の共有が求められており、そのプロセスはコミュニ ケーションを重視することになるであろう。
  コミュニケーションの重要性は、異文化間交流にとどまるものではなく、環境問題の多様な側面に鑑みて、市民と専門家が、あるいは自然科学系の研究者と社会科学系の研究者が、問題の発見や解決に向けて知識や情報を交換することが必要である。すなわち人間環境論は、世界的な共通課題である環境問題を人間の生活の次元でとらえ、その解決の営みを、様々なレベルのコミュニケーションを通じた環境の価値あるいは価値の損失の発見と、価値の共有のプロセスとして考察してゆく。