Social Psychology

社会的動物としての「人間」を理解する

【研究課題】
■人間のネガティブな側面に関する研究

 本研究分野では主に集団のダイナミックス、正義や規範に対する意識、その他様々な社会現象についての実験や調査を行っている。集団のダイナミクスに関しては、社会的手抜きや集団による意思決定、多元的無知といったテーマについて分析している。
 正義や規範に対する意識に関しては、刑事裁判における量刑判断や攻撃行動の正当化といった切り口から、我々人間に「正しい」という感覚が生まれるのはなぜなのかという問いについて実証的な検討を行っている。
 その他には、詐欺、テロリズム、スケープゴート現象(事件や災害が起きた時のマスコミによる非難対象の変遷)、倫理的な背信行為(例.芸能人による不倫)に関するマスコミ報道など、様々な社会現象について幅広く研究を行っている。また、こうした一般的な現象ばかりではなく、キラキラネームやSNSにおける炎上など、最近のホットトピックを扱ってもいる。
 本研究分野で扱っているのは、私たち人間のネガティブな側面が多いが、「疾風に勁草を知る」という言葉にもあるように、人間の本性は犯罪など社会的に危機的状況においてこそ露になる。また、人のポジティブな側面を理解するためにも、対となるネガティブな側面を知ることは重要であろう。

Faculty

Associate Professor
WATAMURA Eiichiro
Assistant Professor
TERAGUCHI Tsukasa