海外渡航を考えている在学生へ
人間科学研究科及び人間科学部に在籍する学生(研究生含む)は、海外に留学、学会出席や調査研究など教育・研究上の目的で渡航する場合、事前に指導教員・受入教員及び家族等に渡航内容等を十分に説明し、家族はもちろん指導教員・受入れ教員の承認を得た上で、次のことに十分注意して、以下に定める必要書類を渡航1ヶ月前(ただし、「危険情報2」地域及び「感染症危険情報1〜3」地域への渡航の場合は、渡航2ヶ月前)までに教務係に提出してください。
なお、この取扱いは「海外危険地域への渡航に関する人間科学研究科の取扱い方針」に基づいた手続きであり、学生便覧にも掲載していますので、よく確認してから渡航の準備をしてください。
渡航先を決める時に、気を付けること
まずは、外務省海外安全ホームページで渡航先の「危険情報」と「感染症危険情報」で危険度を調べてから、人間科学部/人間科学研究科の取扱い方針上、渡航可能であるかを確認してください。また、教育・研究上で海外へ渡航する時は、指導教員とよく相談してください。
(1)外務省「危険情報レベル」適用地域への渡航について
<学部学生(研究生等を含む)の場合> 【危険度の考え方】
危険情報なし 渡航可能です。 「危険情報1」
地域への渡航渡航日程と訪問先、渡航目的、経費の出所、渡航地域の危険度に関する情報、安全確保の方法等を記した理由書を作成し、指導教員あるいは受け入れ教員の承諾を得るほか、A表に記載の必要書類を渡航1ヶ月前までに教務係に提出してください。海外研究活動検討委員会で渡航の是非を審査します。 「危険情報2以上」
地域への渡航渡航は認めません。ただし、指導教員等が同行する場合は、渡航を認める場合があります。
危険情報なし 渡航可能です。 「危険情報1」および
「危険情報2」地域への渡航渡航日程と訪問先、渡航目的、経費の出所、渡航地域の危険度に関する情報、安全確保の方法等を記した理由書を作成し、指導教員あるいは受け入れ教員の承諾を得るほか、A表に記載の必要書類を渡航1ヶ月前(「危険情報2」地域に限り、渡航2か月前)までに教務係に提出してください。海外研究活動検討委員会で渡航の是非を審査します。 「危険情報3以上」
地域への渡航渡航は認めません。ただし、指導教員等が同行する場合は、渡航を認める場合があります。
(2)外務省「感染症危険情報レベル」適用地域への渡航について
<学部学生(研究生等を含む)及び大学院生の場合> 【危険度の考え方】
感染症危険情報なし 渡航可能です。 「感染症危険情報1~3」地域への渡航・・・(注) 渡航日程と訪問先、渡航目的、経費の出所、渡航地域の危険度に関する情報、安全確保の方法等を記した理由書を作成し、指導教員あるいは受け入れ教員の承諾を得るほか、A表に記載の必要書類を渡航2ヶ月前)までに教務係に提出してください。海外研究活動検討委員会で渡航の是非を審査します。 「感染症危険情報4以上」地域への渡航 渡航は認めません。 (注)レベル2・3地域への派遣は、新型コロナウイルス感染症の影響により感染症危険情報がレベル2・3に指定されている国・地域を対象とします。
なお、レベル2、3に指定された国・地域への派遣は、渡航時期の変更が困難であり、指導教員が学修計画上必要不可欠であると認めていて、学生が渡航先国・地域におけ る最新の感染状況や防疫措置を充分に把握している場合に限ります。
渡航先が決まったらすべきこと
(ア) 渡航1ヶ月前までに教務係に提出する書類やその他手続き
ただし、「危険情報2」地域及び「感染症危険情報1~3」地域への渡航の場合は、渡航2ケ月前までに必要書類を教務係に提出すること。
提出書類及びオンライン登録提出書類(所定の届出様式)及びオンライン登録は次のとおりです。危険度に応じて必要書類が異なります。
① 海外活動届(指導教員の押印が必要)及び別紙「渡航目的及び活動内容の詳細」 ② 海外渡航届システムへの渡航情報の登録
海外渡航届システム:http://osku.jp/m0783
(操作マニュアルは、大阪大学及び人間科学研究科国際交流室ホームページからダウンロードすることができます)
※上記①②は、危険度に関わらず(危険情報が出されていない場合であっても)必ず提出及び オンライン登録が必要です。
※上記①別紙の作成にあたって、留学や学会出席の場合は留学先大学、参加学会の名称、開催日程等について、調査研究活動の場合は現地での調査内容や研究計画の詳細(現地での調査研究活動は人間科学研究科の研究倫理審査の承認を含む。)について、記入していること。③ 指導教員あるいは受け入れ教員の署名押印のある理由書(任意の様式・指導教員の押印が必要)
※上記③は、危険度1以上の地域に渡航する場合には必ず提出が必要です。危険情報が出されている地域への具体的な渡航理由や安全面における対応・対策等(渡航日程と訪問先、渡航目的、経費の出所、渡航地域の危険度に関する情報、安全確保の方法など)を理由書として提出すること。④ 【新型コロナウイルス感染症により感染症危険情報・危険度が2・3地域への派遣の場合】
「渡航確認シート」新型コロナウイルス感染症の影響により感染症危険情報がレベル2・3に指定された国・地域への渡航前に確認すべき項目」(指導教員の確認が必要)及び誓約書
A.提出書類など表(渡航先の危険度別)
学部学生(研究生等を含む。)「海外活動届」及び別紙「渡航目的及び活動内容の詳細」
海外渡航届システムへの渡航情報登録
理由書
渡航確認シート及び誓約書
外務省「たびレジ」または「ORRnet」への登録
外務省「危険情報」
危険情報なし
レベル1
レベル2
原則として渡航不可
レベル3
レベル4
外務省「感染症危険情報」
危険情報なし
レベル1
レベル2
レベル3
レベル4
原則として渡航不可
大学院学生(大学院研究生等を含む。)
「海外活動届」及び別紙「渡航目的及び活動内容の詳細」
海外渡航届システムへの渡航情報登録
理由書
渡航確認シート及び誓約書
外務省「たびレジ」又は「ORRnet」への登録
外務省「危険情報」
危険情報なし
レベル1
レベル2
レベル3
原則として渡航不可
レベル4
外務省「感染症危険情報」
危険情報なし
レベル1
レベル2
レベル3
レベル4
原則として渡航不可
※教育・研究を目的とした海外渡航による帰国後は教務係に帰国した旨の連絡をすること(方法は自由)
※感染症危険情報が危険度2・3に指定された国・地域へ大学間交換留学・部局間交換留学や部局等が実施する派遣プログラムにより派遣する海外派遣は、①海外活動届及び③指導教員あるいは受け入れ教員の署名のある理由書の提出は必要ありません。
B.提出書類など表(渡航目的別)
<学部学生及び大学院学生(研究生、大学院研究生等を含む)共通>教育・研究を目的とした
海外渡航教育・研究を目的としない
海外渡航
(海外旅行、一時帰国、休学留学などの私事渡航)海外渡航届システム
(上表も参照)海外活動届及び別紙
「渡航目的及び活動内容の詳細」
(上表も参照)理由書
(上表も参照)(イ) 各種加入手続きを要するもの(必ず加入すること)
① 学生教育研究災害保険及び学生教育研究賠償保険 ② 海外旅行傷害保険 注1 ③ 派遣留学生危機管理サービス(OSSMA) 注2
参考情報:「人間科学研究科・人間科学部におけるOSSMAの取扱い」注1 各種保険会社が様々な保険を提供していますが、(交換留学の場合に)大学として推奨する保険は、治療・救援費用が3,000万円以上の賠償責任付の海外旅行傷害保険です。クレジットカード等に自動付帯している保険では、実際に事故に遭遇した場合には、補てんされないケースがありますので、よく確認してください。 注2 留学中の困ったことや相談したいことが発生した際に24時間365日、日本語・英語で適切なサポートを受けることができます。具体的には、海外での生活・事故・病気に関する電話相談、医療機関の紹介・予約、安否確認等を受けることができますので、必ず加入してください。ただし、保険ではありませんので、海外旅行傷害保険には必ず加入してください。会費は、全額自己負担です。 渡航前に注意すること
- 現地滞在中のスケジュール、宿泊先や連絡先を事前に家族や指導教員等に知らせる。
- 外務省が実施している渡航登録サービス(外務省海外旅行登録「たびレジ」又は在留届電子届出システム「ORRnet」)に登録する。
- 渡航前に「大阪大学・国際交流等に伴う危機管理マニュアル」に基づき渡航の準備をする。
渡航先での滞在中に注意すること
- 緊急時の家族や指導教員等への連絡体制を確認する。(現地到着後、実際に連絡がつくかどうか確認する。)
- 滞在中には、家族や指導教員等と定期的に連絡を取る。
- 3か月以上海外に滞在する場合は、災害やテロ等の緊急時の安否確認、退避の手配などの連絡・保護が在外公館から受けられるように旅券法により、在外公館への在留届の提出が義務付けられているので、忘れずに提出する。また、3ヶ月未満の滞在でも届け出る。
- 滞在中に、滞在地域の「危険情報レベル」が、学部学生は2以上、大学院学生は3以上及び「感染症危険情報レベル」が4以上に引き上げられた場合は、ただちに指導教員と連絡を取り、自らの安全確保と情報収集に努めるとともに、もっとも安全な方法によってすみやかに危険地域外に退避する。