イベント

第16回 人間科学セミナー:「釘原直樹 教授 最終講義 様々な集団実験の試み」

ドキュメントダウンロード


第16回 人間科学セミナー
大阪大学大学院 人間科学研究科
附属未来共創センター

 

釘原直樹 教授 最終講義
様々な集団実験の試み

 

日時: 2018年3月9日(金) 15:00~17:00

場所: 大阪大学大学院人間科学研究科
    本館 キャノピーホール(51講義室)

講演要旨

 これまで、人間のネガティブな側面、特にパニックなどの群集行動や集団の中で起きる怠けなどについて研究してきました。「疾風に勁草を知る」という言葉があります。人間の本性は危機事態や逆境において露になることが考えられます。そのために電気ショックが与えられることを実験参加者に予期させることにより危機的事態を構成し、そのうえで集団脱出実験を行ったり、参加者に綱引きをさせて社会的手抜きが発生する過程などについて検討しました。その他にも危機事態の同調実験や参加者にヘルメットを着用させての群集衝突実験などを実施してきました。ただ最近は研究倫理が厳しく問われるために、この種の研究を行うことが難しくなっているという現実もあります。「研究とは人が普段目にしているものと同じものを見て、人と違うことを考えるものである」と比較行動学者のローレンツは述べています。私は上記のような様々な実験を工夫することによって、常識とは違う側面から現象を眺めるべく努力してきました。本講義では過去実施した実験の紹介をすることにします。

 

主催: 大阪大学大学院人間科学研究科 附属 未来共創センター
問い合わせ先: mirai-kyoso@hus.osaka-u.ac.jp