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第27回 人間科学セミナー:「公教育システムの社会的意義を考える」

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第27回 人間科学セミナー
大阪大学大学院 人間科学研究科
附属未来共創センター

 

公教育システムの社会的意義を考える

 

日時: 2018年12月6日(木) 15:00~16:30予定

場所: 大阪大学大学院人間科学研究科
    北館2F ラーニングコモンズ

講師: 中澤 渉 教授

大阪大学大学院人間科学研究科

教育環境学講座 教育社会学分野

 

 教育は将来社会への投資である、ということがよく言われます。近年は、貧困や格差の問題が関心を集め、高騰した教育費の私費負担に対する関心が高まっています。

 ただ一方で、公教育費の増額に慎重な声もかなりあります。国際比較調査に基づけば、公教育費を増やすべきだとか、経済的に苦しい人への進学への財政的援助に対する日本人の賛成度は、かなり低いと言わざるを得ません。このことはOECD諸国における公教育費の対GDP比や、政府支出に占める割合が最低水準にあることと表裏一体の関係にあるとも言えます。例えば、日本の大学進学率は5割を少し上回った程度ですが、これは国際比較的にも必ずしも高水準とはいえません。しかし「日本には大学が多すぎる」「目的意識がなければ進学すべきではない」という声は、かなり広く浸透しているように思います。

 このセミナーでは、こうした日本の特徴ともいえる現象がなぜ起こるのか、また今後の教育費負担のあり方をどのように考えていったらいいのかを考察したいと思います。

 

主催: 大阪大学大学院人間科学研究科 附属未来共創センター
お問い合わせ: mirai-kyoso@hus.osaka-u.ac.jp