11月7日、OOSパートナーであるNTN株式会社さま・一般社団法人 全国自治会活動支援ネットさまを含む「ITを用いた防災・見守り・観光に関する仕組みづくりの共同研究(代表:人間科学研究科・稲場圭信)」による 「拠点間長距離無線伝送実験」を行いました。

今回の実証実験は、2017年から、大阪大学と一般社団法人全国自治会活動支援ネットや企業との共同研究として取り組んできたものです。地域の安全・安心・見守りの取り組みをより一層進めていくために、大阪大学吹田キャンパス内に風力発電、太陽光発電、蓄電池、通信、カメラといった機器を備えた独立電源装置の実験機を3台設置し、実験・内部検証を行ってきました。概ね必要な技術と課題が見えてきたところ、2019年9月、台風15号により千葉県を中心に大規模被害が発生し、広域かつ長期間の停電及び通信遮断により被害概要の把握と救援活動が困難な事態となりました。本共同研究で取り組んできた内容は、まさにこの様な事態に対応するものです。

今回の実証実験は、吹田キャンパスを被災地と想定し、人間科学研究科周辺の仮想被害状況を、人間科学研究科屋上から工学研究科棟屋上を経由させ、大阪大学グローバルビレッジ(2020年10月オープン)近くの吹田市立津雲台小学校(想定被災地外・救援本部)まで長距離無線伝送しました。

なお、この共同研究の成果である独立電源装置とその仕組みは、大阪発の仕組みであることから、セットの名称を“たすかんねん”としました。この“たすかんねん”のシステムと、そして以前からの研究の成果である“災害救援マップ”というスマートフォンアプリとその仕組みの組み合わせにより、減災・見守りを実現しようと考えています。

この“たすかんねん”と“災害救援マップ”は、平常時の活躍はもちろんのこと、実際の災害時にも地域が“助かる”ものとして活用いただけるものになることを目標に、さらに実験・検証を行っております。

今回の実証実験は、この全体の仕組みの実験・検証の一環として行いました。

 

【実験主体】

  • ITを用いた防災・見守り・観光に関する仕組みづくりの共同研究
  • SSI基幹プロジェクト「地域資源とITによる減災・見守りシステムの構築」
    (代表:人間科学研究科教授 稲場圭信)

【共同研究団体】

  • 大阪大学
  • 一般社団法人全国自治会活動支援ネット
  • 株式会社ナブラ・ゼロ
  • ソフトバンク株式会社
  • NTN株式会社
  • 株式会社日新システムズ
  • 日本電業工作株式会社
  • 一般社団法人地域情報共創センター

【協力】

  • 大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センター
  • 大阪大学社会ソリューションイニシアティブ
  • 大阪大学大学院工学研究科

 

本実験に関する報道


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