日 時 | 2022年7月23日(土)9:00AM 〜 11:00AM |
開催方法 |
ハイブリッド方式 ・早稲田大学早稲田キャンパス 14号館 604教室(6F) 早稲田大学周辺案内図 ・Zoom |
パネリスト |
酒井直樹(コーネル大学名誉特別教授) ヴィレン・ムーティ(ウィスコンシン大学マディソン校) 野尻英一(大阪大学) |
司会・コメンテーター | 梅森直之(早稲田大学) |
使用言語 | 日本語 |
参加申込 |
対面会場参加(早稲田大学)、オンライン参加(Zoom)いずれのかたちでもご参加いただけます。 いずれの場合も、下記申し込みサイトより参加をお申し込みください。参加方法をご案内いたします。 コロナ感染対策のため簡単なアンケートにお応えいただいております。 申込みサイトリンク |
主 催 | 大阪大学未来共創センター哲学の実験オープンラボ |
共 催 | 早稲田大学 SGU グローバルアジア研究拠点 |
お問合せ | 哲学の実験オープンラボ experimentphilo@gmail.com |
20世紀帝国主義戦争の遺産である国民国家相互の歴史解釈をめぐる和解の問題はいまだ日本とアジア諸国とのあいだに横たわるが、また一方でハイパーグローバリゼーションの時代となり経済や文化の交流がもたらす欲望や幻想の交換が国境を超えていっそう人々をつなぎ始めている。日本社会は、変化の兆しはあるものの、いまだ1945年以降に形成された国民国家の閉域に想像力を閉じ込め、アジアに向かって開いていないように見える。竹内好は戦後1940・50年代に早くもアジア主義を唱え、この想像力の閉域への「抵抗」を試みた。重要なのは、竹内が述べていたように、問題意識を「のせて動かしている場」についての理解である。いま日本人の想像力は、精神分析の用語を使うならば、どのような転移関係から/へシフトしようとしているのだろうか。本パネルディスカッションでは、竹内好の問題意識を切り口に、現代日本人の想像力の可能性を問う。
本企画は、日本学術振興会令和3年度外国人研究者招へい事業「〈抵抗〉としての〈アジア〉の可能性:アジアにおける近代性批判を再考する(ヴィレン・ムーティ教授)」による研究成果の一部です。