あいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、安心と安全を提供し、活力ある社会の発展と地球の健やかな未来を支えることを経営理念に掲げ、損害保険業務全般、自動車保険、火災保険、傷害保険、企業向けの損害保険など、幅広い商品を提供されています。そして今回、大阪大学人間科学研究科は、同社とのオムニサイト協定(以下「OOS協定」と称します)を結ぶこととなりました。
2024年10月3日大阪大学人間科学研究科にて、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社関係者、人間科学研究科執行部および関係教員が揃い、調印式が行われました。
調印式では、人間科学研究科長(兼附属未来共創センター長) 西森教授から開会の挨拶があり、OOS協定を結ぶことによる社学共創の促進及び、協定先同士が連携していく期待について述べられました。
また、本研究科担当教員の中井宏准教授、同社理事 三倉大阪支店長から、本協定締結に至った経緯や将来の展望、期待される効果等について述べた挨拶がありました。

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(協定締結後の展望)
これまでの人間科学研究科での交通心理学的研究で蓄積されてきた知見を活用し、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社が扱うテレマティクス自動車保険の技術やデータを活用して、交通心理学的、交通工学的研究と地域連携活動(交通安全イベントの共催や交通安全マップを用いた安全教育等)を行い、将来的には、本研究科のみならず工学研究科とも連携しながら、テレマタグで収集するデータを用いた共同研究を目指すとのことです。
(期待される効果)
この協定により、大学および人間科学研究科では、研究の推進だけでなく、交通安全イベントの実施や大学周辺の危険箇所情報の公表を通じて、学生・教職員の交通安全意識を高め、交通事故の削減を期待しています。
また、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社では、研究成果を活用した展開により、事故のない快適なモビリティ社会の実現を追求し、損害率の改善も期待されています。