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中村安秀教授 最終講義「だれひとり取り残さない 国際保健医療をめざして Global health towards no one left behind.」のご案内

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第7回 人間科学セミナー
大阪大学大学院 人間科学研究科 附属未来共創センター

 

 

中村安秀教授 最終講義

 

だれひとり取り残さない
国際保健医療をめざして
Global health towards no one left behind.

 

日時: 2月17日(金) 15:30~17:00

場所: 大阪大学 吹田キャンパス コンベンションセンター MOホール

概要:

2015年9月国連総会において「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、その理念として「だれひとり取り残さない(no one left behind)」ことが宣言された。日本国内に目を転じても、多くの外国人が定住し、夫婦が外国人あるいは国際結婚の増加により、出身国の文化やコミュニティを尊重しつつ、日本社会の中でどのように出産し子育てを行うかという共生が大きな課題となっている。私自身は30年前に電気も水道もないインドネシアの村でプライマリ・ヘルスケアを学び、日本が貧しかった1948年に世界で初めて作った母子手帳を世界に普及するなかで先進国や途上国を問わず共に実践活動を行い、共同研究の成果を発表してきた。グローバルな国際協力活動が世界中で展開していくであろう21世紀において、日本の社会のあり方を考える時に、国際協力の営みのなかで日本自身も途上国から積極的に学ぶ必要性があることを強調したい。

 

大阪大学大学院人間科学研究科 附属 未来共創センター
mirai-kyoso@hus.osaka-u.ac.jp