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「地域(みんな)で支える子どもの回復ネットワーク 第1回 キックオフ シンポジウム」ご案内

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地域(みんな)で支える子どもの回復ネットワーク

第1回 キックオフ シンポジウム

 

日時: 2017年6月17日(土) 13:30~18:00
会場: とよなか男女共同参画推進センター すてっぷ ホール
(阪急豊中駅前エトレ5階)

 

プログラム:

ご挨拶 ~トラウマインフォームドケア/システムってなに?~
野坂 祐子(大阪大学・プロジェクトリーダー)
 
第Ⅰ部 シンポジウム 「地域で支える取組みをわかちあおう」
司会 村上 靖彦(プロジェクトメンバー)
 
「こども食堂というみんなの居場所」
川辺 康子さん(にしなり☆こども食堂)
 
「子どもシェルター(10代女子)の実情」
森本 志磨子さん(弁護士、NPO法人子どもセンターぬっく理事長)
 
「逆境体験を生き抜いた子どもたちの思春期・青年期」
浅野 恭子さん(大阪府立子どもライフサポートセンター)
 
第Ⅱ部 基調講演 司会 酒井 佐枝子(プロジェクトメンバー)
 
「社会的養護の実情と子どものトラウマ」
山本 恒雄さん(愛育研究所 客員研究員)
 
<講師プロフィール>
同志社大学文学部文化学科卒業(心理学専攻)。1975年4月より2008年3月まで大阪府子ども家庭センター(児童相談所)で、児童心理司、児童福祉司、 次長兼虐待対応課長等として勤務。日本子ども家庭総合研究所を経て、2015年より愛育研究所 客員研究員。その他、厚生労働省、内閣府、 警察庁等で子どもの性暴力被害等に関する専門委員などを務める。専門分野は子ども家庭福祉ソーシャルワーク。臨床心理士。

 

【申込方法】

このテーマに関心のある方は、どなたでも参加いただけます(無料)
資料準備のために、事前にご連絡いただけると幸いです。 traumainformedcare[at]yahoo.co.jp
(件名には「キックオフ」と記入し、本文に「名前」と「所属」をお書きください。「ご意見」も歓迎です)

 

イベントなどの案内を置くスペースを用意しております。案内配布をご希望の方は各自ご用意ください。
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家庭や学校、地域での虐待や暴力、社会的排除や経済的困窮など、子どもの生活には「トラウマ」となりうるさまざまなできごとがあります。しかし、それらのトラウマのほとんどは、語られず、周囲はもとより本人にも気づかれることのないまま、子ども自身と周囲に影響を与え続けます。「暴力や苦痛は逃れられないもの」「だれも信用できない」という思いを抱いたまま、人生に奮闘し続けている子どもたちがいるのです。
子どものトラウマに気づき、ケアし、安全・安心な生活の場を作っていくこと――これは、子どもの回復に欠かせないだけでなく、支援者や地域で暮らすあらゆる人にとって、よりよい社会になるでしょう。
そこで、私たち社会の問題をトラウマの視点で考え、地域(みんな)で支え合うネットワークをつくるためのプロジェクトを発足しました。たくさんの方と一緒に、取り組んでいけることを願っています。
 

このプロジェクトは、「社会的養護で暮らす子どものトラウマインフォームドケア/システムの構築」に関する研究として運営しています(メンバー:野坂祐子・酒井佐枝子・村上靖彦:平成29年度大阪大学「知の共創プログラム」資金)。シンポジウムでのディスカッションやみなさまのご意見等は研究内容に反映させていきます。今後、支援者の「語り合いの場」など、継続的な取り組みを行っていきます。ぜひ、ご参加ください!