シリーズ人間科学 1 「食べる」


「食べる」という日常的な行為をキーワードに、心理学、社会学、教育学、哲学、 生物学などの広範な学問領域から、「人そのものと、人が営む社会」を明らかにする。 各章では、味覚をつかさどる脳神経機構からの研究、乳幼児の食行動と関連した社会性の発達、 贈与交換と共食、摂食障害、食事の作法、災害時の「炊き出し」、辺境地の食、サルや類人猿の食行動、 食と性のタブー等について扱い、「人間とは何か」という問いに迫る。