REPORT 2021年7月19日、大阪トヨタ自動車株式会社様と「大阪大学オムニサイト(OOS)」協定の調印式

2021/07/27(Fri) - 08:00

2021年7月19日、大阪大学人間科学研究科にて、大阪トヨタ自動車株式会社様と「大阪大学オムニサイト(OOS)」協定の調印式を行いました



 大阪トヨタ自動車株式会社様は、大阪府内を中心に新車・中古車自動車の販売を行う会社です。近年はSDGsにも積極的に取り組まれています。

 調印式は新型コロナウィルスの蔓延により延期がつづき、2021年7月19日にようやく調印式を行うことができました。調印式では、まず大阪大学人間科学研究科・山中浩司教授(未来共創センター長)が開催宣言をし、その後、人間科学研究科長の臼井伸之介教授が開会挨拶を行いました。開会挨拶ではOOS協定締結への感謝と今後の活動の更なる発展への期待が述べられました。

 「大阪大学人間科学研究科附属未来共創センターの取り組みの一つであるOOSオムニサイト協定は産官、社学連携により社会の中の企業、財団、地方自治体、NPO、NGOなど様々な団体と学内外でセミナーやイベントを行い、さらにボランティア活動など社会的活動を行う場となるものです。このたび大阪トヨタ自動車株式会社様とOOS協定を結ぶことができました。今回の協定は本研究科にとって記念すべき20番目のOOS協定となりました。大阪トヨタ自動車株式会社様には、これまで稲場先生が中心となり「ITを用いた防災、見守りに関する共同研究」や、地域資源とITによる減災見守りシステム『たすかんねん』の設置に関する協議、安全安心の街づくりのイベント実施など、大変ご尽力を頂いております。これまでのご協力に深く感謝いたします。今回の協定が今後のお互いの活動をいっそう活性化させ、広く社会に貢献し得る取り組みとなることを期待しております。更なるご協力をよろしくお願い致します。」(人間科学研究科長・臼井伸之介教授)

 「本日ここに大阪大学オムニサイト協定を無事締結できたことを心から感謝致します。今日に至る経緯をご紹介申し上げますと、私どもの生誕の地でもあり、本社があります大阪市福島区と昨年1月に包括連携協定を締結しました。当時の区長より『たすかんねん』を紹介頂きまして、そこから稲場先生とのご縁をいただき、本日へ繋がっております。連携の一環として昨年11月に福島区のイベントである「ふくしまてんこもり2020」の中で私どもが防災食の配布行いました。その際に大阪大学の皆さんに大変協力を頂きました。遅ればせながら感謝致します。私どもの経営理念の中には「社会とともに」という言葉があります。地元から愛される、地元から必要とされる企業を目指して地域と連携し、防災やSDGsへと一生懸命取り組んでいきたいと考えております。またカーボンフリーといった一企業では解決できない社会課題が山積しております。大阪大学の学生の皆様や先生方のお知恵をお借りしながら共生の和を広げて、社会課題に解決に繋げていければと願っております。最後に1日でも早く、社屋の屋上に『たすかんねん』を設置できればと考えております。本日はありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。」(大阪トヨタ自動車株式会社代表取締役社長・小西俊一様)

 「この度は大阪トヨタ自動車株式会社様と協定を締結できたことを大変嬉しく思っております。大阪トヨタ自動車株式会社様の設立は1927年であり、もう少しで100周年を迎えるということで、本社ビルの屋上に設置される予定の『たすかんねん』の前でも盛大にお祝いができればと思います。また社屋は避難所にもなっているということで、様々な取り組みができればと思っております。本日参加いただいたNPO法人日本災害救援ボランティアネットワーク常務理事の寺本様とも、先程、紹介がありました福島区での「ふくしまてんこもり2020」のイベントで防災展示を学生と一緒に実施させて頂きました。今後は、学生と頻繁に交流していただき、企業と社会と共に生きるあり方を学ばせることができたらと思っております。今後とも宜しくお願いします。」(人間科学研究科パートナー担当教員・稲場圭信教授)

 最後に未来共創センター副センター長の渥美公秀教授より協定締結への感謝と共に、協定先が20団体となったことで今後より一層協定先同士での新たな共創の可能性が語られ、調印式は締めくくられました。