REPORT【学生プロジェクト】さぽちむ:ボードゲーム大会 実施報告書

2023/04/16(Fri) - 10:00
実施日(期間) 2023/4/16(日)10:00~16:00
参加者数 合計:25人
運営側:主要メンバー3人、学生2人 参加者:20人
参加者の内訳: 留学生6人、小中学生7人、学生4人、大人3人

実施内容(敬称略)

グローバルビレッジ津雲台のコミュニティスペースにて、ボードゲームを使った交流イベントを開催した。ボードゲームの内容は、トランプを使ったカードゲーム(ウノ、ババ抜きなど)、麻雀、人生ゲーム、人狼ゲーム、ワードウルフ、なんじゃもんじゃなど多岐にわたった。また、参加者の持ち込みを可能としていたため、留学生が一人では遊べなかった人生ゲームを、その場で通訳しながら留学生と子供たちで遊ぶ場面も見られた。特に、なんじゃもんじゃは盛況で、留学生、小中学生、学生、大人の10人程度で同じテーブルを囲み、言語や年齢を超えた交流を楽しんでくれていた。

イベント内では、今後どのようなイベントがあったら嬉しいか、何か日常で困っていることはないか聞き取りを行った。その結果、子どもと大人(家族)が一緒に遊べるようなイベントが嬉しい、身体を動かせるようなイベントがよい、日常で困っていることは特にない、留学生と住民、学生との交流をもっとしたい、というようなご意見をいただいた。参加者同士の交流がより進むように、今後のイベントのアイデアに取り入れつつ、私達さぽちむの存在意義を考える糧としていきたい。

プロジェクトの考察

これまではグローバルビレッジの中でも、居住スペースの一角にあるコミュニティラボさんを実施場所としてきた。しかし、本イベントにおいては、初めてグローバルビレッジ津雲台の留学生も住んでいる寮に場所を移しての実施だった。その結果、留学生の参加が約1/3を占めるなど増加した。さらにこれまでのイベントに参加してくださった常連の方が、寮のスペースへ入っていくことで、寮の学生と住民の間の物理的な距離感をなくすことができたのではないだろうか。

「なんじゃもんじゃ」の盛り上がりはとても印象的だった。ゲームの内容としては、カードをめくって出てきたキャラクターにあだ名をつけ、もう一度同じカードを引いたときに、一番早くその名前を言った人が勝ちというものだ。非常にシンプルかつ、使用する単語も限られているので、それぞれが得意とする言葉以外でも暗記力さえあれば、カードをもらうことができる。そのため、多世代、多文化の交流が容易だったと考えられる。今後も、言葉や年齢による差がないようなゲーム、交流の方法を考案していきたい。
 また、これらのゲームに参加できないほどの幼い子の場合は、母親と学生で一緒にあやとりをして遊ぶ場面もあった。このように、小さなニーズにも対応できるような運営体制を整えることで、訪れた方々全員に満足してもらい、また遊びに来たい場所として私たちのチームを認識してもらえるのではないだろうか。今後も、地域のニーズと私たちのやりたいことをうまくマッチングさせながら、緩やかにつながり、ちょうどよい距離感でつながりあうコミュニティづくりの一端を担っていきたい。

(文責:ふうか)