開催日時 | 2024年6月24日(月) 日本時間16:00-18:00 |
開催方法 | オンライン |
参加者数 | 70名 |
2024年6月24日(月)にオンラインセミナーTeacher Education and Culturally Responsive Teachingを開催しました。これは、北山夕華・橋崎頼子編著『多文化社会の学校と教師教育ー日本とノルウェーの国際比較研究からー』(大阪大学出版会)の出版を受け、多文化社会に対応した学校と教師教育のあり方について考えるために企画されたものです。このセミナーでは、日本より少し早く多文化化を経験し、法制度の整備が進められてきたノルウェーからゲストを招き、多文化社会に対応した教師教育について議論を深めました。
まず、トニー・バーナー氏(サウスイースタン大学)と川口広美氏(広島大学)から、それぞれノルウェーと日本における多文化社会に対応した教師教育について現況と主な課題、現場の取り組み等について話題提供がありました。続いて、佐藤仁氏(福岡大学)から、教師教育の国際比較研究の視点から、コメントと質問がありました。また、バーナー氏の共著者であるオーモース氏とシェルブレッド氏も参加し、それぞれの専門分野であるサーミ人の教育や、ノルウェーの教育史における国民形成について補足コメントをいただきました。その後、一般参加者との質疑応答をおこないました。
セミナーは英語のみ(通訳なし)にもかかわらず、約70名の参加がありました。多くは日本からの参加者でしたが、ノルウェーやアイスランドからの参加もあり、オンラインセミナーならではの裾野の広さも感じられる機会となりました。日本においても、学校現場の多文化化の進展が顕在化ており、今後も多文化社会に対応した教育のあり方について国境を越えて議論していきたいと考えています。
① 240624Teacher education CRP seminar flyer
② セミナーの様子