REPORT 共創センター主催「ランチトークイベント」

2023/11/21(Fri) - 08:00

 7月24日インターナショナルカフェにて「海外で学ぶ学生のランチトーク」を開催しました。スピーカーとしてカールトン大学2回生の妻鹿涼介さん、パネラーとしてプリンストン大学入学予定の大森智加さんに参加いただき、高校時代の模擬国連部での活動やキャリア甲子園優勝の経験を語っていただきました。
 妻鹿さんや大森さんの、海外の豊かなで雄大な自然を楽しんだり、その中で充実した大学生生活を営んだりする様子からは、これからの一層の成長を期待させてくれるものでした。

写真1.妻鹿さん(中央)と大森さん(オンライン)

写真1.妻鹿さん(中央)と大森さん(オンライン)

 また、当日は「『勉強ができる』と『賢い』は何が違うのか」について、オンラインの参加者と対面参加者でディスカッションを行いました。渋谷教育学園渋谷中学高等学校の校長先生や福岡大教員等の関西以外からも先生、高校生の子どもを持つ保護者の方など、多様な立場の方々にご参加いただきました。

 テーマに対して妻鹿さんは、勉強ができるだけでなく、それ以外にアートや音楽などのさまざまなスキルを身につけた人のことではないかとの意見。リベラルアーツ学部所属の妻鹿さんらしい意見でした。また大学生として、既存の知識を学ぶ“Student”から、知識を発展させていく“Scholar”へと変わっていくことの重要性を述べました。

 大森さんは多様な経験を積んだ人ではないかとの意見。さまざまな経験を積んできた大森さんらしいもので、これからもさらなる経験を積んでいくことの期待を高まらせていました。

写真2.会場の様子

写真2.会場の様子

 徳永先生は、2人の意見を聞いた上で、ボランティアやインターンに参加することによるさらなる成長の期待を述べました。加えて、「関心ではなく、責任を持つこと」という言葉を送りました。成長していく彼らに対する、新たな立場やスタンスの獲得に向けた、重要な言葉だと感じます。
 筆者の意見としては、世の中には、さまざまな経験をしたいと思っても経済的にできない、またはそれらの経験に重きを置いているわけではないという可能性もあると思います。そしてその環境の中で生きていく人々にとっては、それぞれの生活の合理性やリアリティがあるはずです。そうした現実についてもこれから視野を広げて学び、何が「賢さ」なのか、考えていってほしいと思います。
 今回は、妻鹿さんや大森さんの貴重な経験や意見を聞く機会になったと感じます。これからの日本や世界に対してリーダーシップをとる存在として、一層の成長を祈っております。

(リサーチアシスタント:西村尋)