公認心理師プログラム


Q & A よくあるご質問

【公認心理師に関するご質問】

Q1-1.
公認心理師を取得すると将来どんな職業に活かすことができますか?取得するメリットを教えてください。

A.
近年、心理学の専門性を持った人の雇用が増えているのは、発達障害支援(医療・福祉・教育)と産業メンタルヘルス(企業)の領域です。例えば産業では、「働き方改革」「ストレスチェック制度」の導入により、多くの企業がメンタルヘルスに関する対策を考えており、それを担える人材が必要とされています。

 

Q1-2.
臨床心理士を取ると自動的に公認心理師になれますか?

A.
いいえ。臨床心理士と公認心理師は別の資格です。学部で公認心理師受験資格の要件を満たした上で、本学大学院の「臨床心理学研究分野」 (もしくは公認心理師・臨床心理士両方の受験資格取得に対応している他の大学院) に入学すると、臨床心理士と公認心理師の両方の受験資格を同時に取得することが可能です(臨床心理士は学部卒業要件がないため)。

【受験資格取得に関するご質問】

<学部・大学院共通>

Q2-1.
公認心理師受験資格を取るには,人間科学部/人間科学研究科内の特定の講座や分野に所属する必要がありますか?

A.
いいえ。所属講座や分野に関する制限はありません。しかし、本学での公認心理師受験資格取得は教育学系・行動学系を中心に対応しています。→Q2-13へ

Q2-2.
臨床心理士と公認心理師の両方の受験資格を取れますか?


Q2-3.
在学中に留学に行きたいのですが、受験資格を取ることはできますか?

A.
留学の期間にもよりますが、もし留学が比較的長期になる場合、卒業を延期(あるいは休学)することで、受験資格取得に必要な科目の履修は可能です。

Q2-4.
留学しても4年間で公認心理師科目の履修ができますか?

A.
留学の期間によります。Q2-3の回答を参照してください。

Q2-5.
留学先の大学で取得した単位は必要科目に認められますか?

A.
学生便覧には、「本学(人間科学部)と大学間(部局間)学生交流協定を締結している外国の大学に留学し、当該大学で授業科目を修得した場合、教務委員会で審査の上、単位の認定をすることができる」と記載されています。留学先で履修した科目が本学で読み替えられるかどうかは、帰国後、認定を希望する科目の担当教員及び教務委員会によって判断されることになります。しかし、「公認心理師の職責」などの科目のように、日本での実情や責務について学ぶ内容のものは、留学先の大学に類似の科目があったとしても、読替が難しいものもあることが予想されます。科目の担当教員ならびに教務委員会で読替が認められた単位は、受験資格取得のための「大学における必要な科目」(学生便覧掲載)として認められます。但し、読み替えが認められた科目は、成績証明書上の評価は「認」と表記されることになりますので、心理実習(学部)、心理実践実習(大学院)の応募(書類の提出)の際は、留学先における成績表を提出する必要があります。

<学部を受験される方向け>

Q2-6.
大学入学時に受験資格を取るかどうか決める必要がありますか?

A.
いいえ、ありません。まずは、公認心理師科目のうちの履修可能な科目をいくつか受講して、勉強しながら資格取得について時間をかけて考えてください。4年生の「心理実習」の履修のための選抜面接(3年次の年度末を予定)までに,資格を取るかどうか決める必要があります。ただし、3年終了時までに、履修すべき科目がありますので留意してください。履修科目の詳細は、本ホームページの「大阪大学の公認心理師プログラムの特徴」の項目でご確認ください。

Q2-7.
学部卒業後、他大学の大学院に進学して受験資格を取ることはできますか?

A.
はい、可能です。ただし、進学先の大学院が公認心理師受験資格取得に対応している必要があります。また、学部で省令に定める科目をすべて履修してから卒業する必要があります。卒業してから、進学先の大学院で学部の科目を取り直したり、科目等履修生などで単位を取り直して、受験資格を満たすことはできません。

Q2-8.
編入生と通常入学生で心理実習の選抜に違いがありますか(編入生は不利かどうか)?

A.
心理実習の履修選抜は、申請書類に基づく面接での心理実習の実習参加に必要な能力や適性、卒業論文との両立可能性と面接総合評価、公認心理師受験資格に必要とされる「大学における必要な科目」の履修状況とその成績について総合的な評価を行います。したがって、編入か通常入学かの違いは選抜に影響しません。

Q2-9.
学部に編入した場合、受験資格を取ることはできますか?

A.
在学中に必要な科目を全て履修すれば、受験資格を得ることは可能です。しかし、本学においては本来学部4年間での履修を前提とした科目開講となっているため、卒業年次を遅らせなければならない可能性があります。

Q2-10.
心理実習の選抜までに履修すべき科目は?

A.
本ホームページの「大阪大学の公認心理師プログラムの特徴」の項目に記載してありますのでご確認ください。

Q2-11.
心理実習の選抜の時期は?

A.
3年次の年度末を予定しています。

Q2-12.
選抜までに履修すべき公認心理師科目のうち、やむを得ない事情(例えば履修抽選に外れて履修できなかったなど)により履修できていない科目があるがどうしたらいいか?

A.
公認心理師プログラム運営室まで相談してください。

<大学院を受験される方向け>

Q2-13.
公認心理師受験資格は、臨床心理学研究分野以外でも取れますか?

A.
はい。本プログラムは、教育学系・行動学系を中心に複数の研究分野(臨床心理学,教育心理学,比較発達心理学,臨床死生学・老年行動学,社会心理学等)で対応していますが、その他の分野でも本プログラムを履修することはできます。但し、受験資格取得には大学院博士(前期または後期)課程修了が条件となっており、そのためにも修士(博士)論文の執筆との両立が可能な範囲で履修が認められます。どの分野に所属している場合も、まずは指導教員と相談してみてください。

Q2-14.
心理系の学部を卒業していないのですが、これから大学院に入学して単位を履修すれば受験資格を取れますか?

A.
いいえ。心理系の学部において省令で定められた科目を全て履修していることが前提となります。受験資格を得るためには公認心理師受験資格取得に対応する大学に再度入学し、必要な科目を履修した上で大学院に進学する必要があります。

Q2-15.
他大学から博士後期課程に入学し,受験資格を取ることはできますか?

A.
はい。公認心理師法施行後に大学院博士後期課程に入学される方に関しては、以下の条件を全て満たすことで受験資格を得ることができます。
  1. 4年制大学で省令に定める科目を全て履修していること。公認心理師法施行前においても、4年制大学で省令に定める科目を全て履修していること。なお、履修証明が必要となります。
    *「公認心理師試験受験のための手続き」の受験資格取得方法にある区分AとEに該当される方です。

  2. 博士後期課程に入学してから修了するまでに大学院で必要な科目(10科目)を履修すること、博士論文を提出して博士後期課程を修了すること。

Q2-16.
博士後期課程から公認心理師科目の履修が可能か?

A.
Q2-15の回答をご参照ください、心理実践実習については、博士前期課程同様に履修選抜が行われます。

Q2-17.
心理実践実習の選抜実施時期は?

A.
入学後4月中旬頃を予定しています。

Q2-18.
大学院の選抜の倍率は?

A.
制度の立ち上げから年数が経っていないため、今のところ倍率の開示の予定はありません。定員は15名(2021年度)です。

Q2-19.
内部生と外部生の人数比率は?

A.
年度により異なります。

Q2-20.
専攻する専門分野が選抜に影響するか?

A.
選抜では、申請書類に基づく面接での心理実践実習の実習参加に必要な能力や適性、修士(博士)論文との両立可能性と面接総合評価、それに加えて公認心理師受験資格に必要とされる「大学における必要な科目」の履修状況とその成績について総合的な評価を行います。専門分野における修士論文のための研究活動と心理実践実習の両立が可能な計画がなされていれば特に影響ありません。

Q2-21.
(臨床心理学・教育心理学研究分野以外に所属した場合)公認心理師科目・心理実践実習の履修スケジュールはどのようになるか?

A.
説明会等の情報を参照したうえで、所属する指導教員に相談し、改めて公認心理師プログラム担当教員と相談するようにしてください。

【実習に関するご質問】

Q3-1.
どのような実習先が設けられていますか?

A.
学内・学外ともに保健医療・福祉・教育・産業・司法など様々な分野にわたる実習先が設定されています。代表的なものに以下の施設があります。
保健医療分野 大阪大学医学部附属病院精神科、仁明会クリニック
教育分野 豊中市教育委員会スクールサポーター(豊中支援学校)、摂津支援学校
福祉分野 豊寿荘 (大阪府社会福祉事業団)、大阪市中央こども相談センター
司法・犯罪分野 大阪少年鑑別所
産業・労働分野 ダイハツ工業保健センター 等


【その他】

Q4-1.
大学・大学院受験生対象の公認心理師説明会はありますか?

A.
2022年度以降の実施については未定ですが、2021年度は6月にオンライン説明会を実施しました。説明会を録画したものは下記のURLでご参照いただけます(2021年8月末までの期間限定公開です)。
2021年度説明会(録画):https://youtu.be/tUdECFxuUHk

Q4-2.
説明会の日程、申し込み方法は?

A.
2021年度は上記(Q4-1)の通り開催しましたが、2022年度以降の実施の有無や開催方法は未定です。開催される場合、2022年度(5月)以降に本学人間科学研究科ホームページにて案内されます。

お問い合わせ先

【履修科目証明に関するお問い合わせ】
大阪大学人間科学研究科教務係:jinka-kyomu@office.osaka-u.ac.jp

【その他公認心理師プログラム全般に関するお問い合わせ】
下記のお問い合わせフォームに必要事項をご記入ください。
公認心理師プログラム運営室:
  kounin[アットマーク]hus.osaka-u.ac.jp
  ※メール送信時はアットマークを[@]に書き換えてください。