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人科で学べば

人間について総合的に学びます

 人間科学部は人間についての理解を深めるための学部です。人間はさまざまな側面を持っています。人間は特定の文化や社会の中で、遊び、学び、悩み、そして成長します。人間の全体像は、これらのさまざまな側面を総合的に理解してはじめてとらえられます。人間科学部では、自然科学的手法、社会科学的手法、人文科学的手法をはじめとする人間を理解するためのありとあらゆる手法を縦横に用いて個々の側面に接近します。さらに、それらの成果を総合することによって、科学的な新しい人間観を社会に示し、人間の現実的な生活をより充実させることをめざしています。

幅の広いカリキュラムが用意されています

 人間に関わる問題を学習するために、驚くほど幅広いカリキュラムが用意されています。人間に接近するためのさまざまな研究を紹介する講義はもちろん、実験、社会調査、フィールドワークを含めた学生参加型の授業が多くあります。たとえば、動物の行動の観察や異文化を研究するためのフィールドワーク、あるいは、コンピュータを中心とする情報処理演習、また、自分の専攻や将来の進路と関連した就業体験をするインターンシップにも参加できます。このように幅が広く、行きとどいたカリキュラムは少人数制をとる本学部の特色でもあります。もちろん、各授業を担当する教員は新しい研究成果を世界に向かって発信し続けている第一線級の研究者たちです。

自己を広げる場:豊中キャンパス

 入学すると、はじめの1年半を豊中キャンパスで過ごすことになります。ここで行われる共通教育科目の授業によってその学問的視野を大きく広げることになります。また、人間科学部からも多くの教員が出向き、専門教育のイントロダクションとしてさまざまな授業を用意しています。この授業によって、人間科学における専門知識をのぞき見ると共に、学部での専修を決定するための情報を十分に得ることができます。
 豊中キャンパスではクラブ活動やサークル活動も盛んで、この期間は、勉学以外の視野を広げる好機となります。最寄りの阪急石橋駅周辺にも放課後の生活を十分にエンジョイさせてくれる店が多くあります。周知のとおり、この期間は、人生のうちで最も楽しい時間が保証されている期間の1つでもあり、これについては人間科学部の学生も例外ではありません。これまでとは全く違ったさまざまなことに挑戦し、人間的により大きく成長する期間です。

自己を深める場:吹田キャンパス

 「吹田キャンパスに移るのは、ある種のカルチャーショックだった。」という言葉を残した先輩がいました。にぎやかで密集した感のある豊中キャンパスから、静かで広く、学習空間が充分に保証された吹田キャンパスへと、物理的な環境が変化します。さらに、講座や教育研究分野へと配属が決まり、少人数制の教育がはじまることによって、心理的な環境も変化します。各研究分野で行われる学習や研究を通じ、教員や大学院生とパーソナルな交流がはじまります。
 このようにめぐまれた学習環境の中で、自身が人間に対して持っている素朴な疑問や関心は、より学問的な問題へと深められ、卒業論文へと結実することになります。卒業後の進路にも多くの選択肢があります。企業や官公庁に就職し、社会で活躍するか、大学院に進学し、自身の研究テーマを深めるか、それとも既成の枠にとらわれないその他の選択をするか、この問題は日本中の学生が悩む問題でもあります。そして、おそらくどのような選択をしても充分に対応できる人格と実力がその頃には身についているはずです。

こんな勉強をします

 大阪大学人間科学部に入学すると、卒業までの間に、大きく分けて全学共通教育と専門教育と呼ばれる二種類のカリキュラムを修めることになります。阪大はどの学部でも「共通教育系科目」と「専門教育系科目」の二種類の科目からなり、「共通教育系科目」と「専門教育系科目」の中の「基礎科目」は1年次と2年次前半に履修し、本格的な専門教育科目を学ぶことになるのは2年次後半に入ってからです。
 阪大も多くの大学と同じく1年を前学期と後学期に分ける2学期制を採用していますが、阪大では学期をセメスターと呼んでいます。例えば1年の第1学期は第Ⅰセメスター、第2学期は第Ⅱセメスターで、2年次の第1学期は第Ⅲセメスター、4年次の第2学期は第Ⅷセメスターとなるわけです。セメスター方式で言えば、全学共通教育科目は第Ⅰセメスターから第Ⅲセメスターまで、基礎科目を除く専門教育科目は第Ⅳセメスターから第Ⅷセメスターまでの間に受講することになります。
 講義は原則としていずれも毎回90分単位、Ⅰセメスターつまり半年で終了するかたちをとり、いずれの科目も、どの期のセメスターに受けたらよいかが指定されています。大阪大学のキャンパスは豊中市、吹田市と箕面市の三地区に分かれ、人間科学部は吹田地区にありますので、学部関係の専門教育科目の授業は吹田キャンパスで行われますが、全学共通科目は豊中キャンパスで行われます。豊中キャンパスは他学部の学友と交流できる絶好の場所です。

まずは豊中で

 全学共通教育科目は、いわゆる教養課程と呼ばれたものに当たりますが、教養部が廃止された後に全学部の協力によって、内容・形式ともまったく新たな装いに改良・編成変えしたものです。専門にとらわれない科目(共通教育系科目)と専門の基礎となる科目(専門基礎教育科目)を柱に構成されており、専門のコースを本格的に修める前にこれらの科目群によって、専門に必要な基礎知識や語学力を養い、専門の垣根を越えた広く多様な知識に触れる機会を得ることができます。
 共通教育系科目は、教養教育科目、言語・情報教育科目(外国語および情報処理教育科目)、基礎セミナー、健康・スポーツ教育科目といったさまざまな科目からなります。「基礎教養科目」「現代教養科目」「先端教養科目」及び「国際教養科目」の4つの区分で構成された教養教育科目、コンピューターに親しみ自在に活用できることを目標にした情報処理教育科目、討論形式の少人数授業をめざした基礎セミナーなど、概論風の一般教養とはひと味もふた味も違った授業が用意されています。

つぎは吹田にて

 全学共通教育科目のうち必要な単位数(48単位以上)を得て、第Ⅲセメスターを終えたものは、本格的に専門教育科目(76単位以上)を学ぶことになります。必修科目、各学科目指定の選択科目、自由選択科目からなる専門教育科目については、人間科学部の特徴を生かした授業の選択・履修が工夫されています。
 人間科学部は、何よりも「人間とは何か」を異なった専門分野から探求することを特徴にした学部です。人間の行動を心理学・生物学の立場から研究する「行動学」、人間の文化、社会、思想などを社会学・人間学・人類学などの立場から研究する「社会学」、人間の発達、形成のあり方を教育諸科学の立場から研究する「教育学」、地球的規模の課題について「人間開発学」と「地域研究」に立脚し研究する「グローバル人間学」など、多角的な面から人間について考察することをめざしてきました。しかも各専門の研究を深めるとともに、専門相互の交流を意図した学際的なものの見方も重視してきました。
 また人間科学部は文科系と理科系の専門分野が同居していて、他の理系に劣らぬ実験・研究設備と文系として必要・十分な図書・資料類とを兼ね備えている所も、他の学部にない特徴といってよいでしょう。人間科学部で学ぶ皆さんは、各履修コース指定の選択科目(38単位以上)で各人の専門に即した分野を深く知る一方、自由選択科目(20単位以上)で人間科学部全体の諸分野から好きな講義・演習に参加することが可能なのです。また必修科目の中には卒業研究および卒業演習として卒業論文の作成が義務づけられており(10単位)、その卒論準備と作成にあたっては指導教官による研究指導や論文執筆上の細かなアドバイスが受けられる体制を整えております。
 また、人間科学部には海外への留学を希望する学生に対する情報提供などの支援を行う国際交流室が設置されています。