アドミッション・ポリシー

アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)

【求める人材像】

 人間科学部は、大阪大学の教育目標のもと、従来の文系・理系の枠にとらわれず、つねに新たな学際的領域に視野を広げながら、「人間と人間の営む社会を科学的に考察し、人間とは何かを見つめ、人間という存在を理解し、人間らしく生きていける社会を作り出すことに貢献できる有能な人材を育成することを目的」としています。人間と社会の全体像をさまざまな側面から理解するための取り組みの中では、自然科学・社会科学・人文科学などのさまざまな手法を縦横に用います。したがって、文科系・理科系のどちらか一方の学問に偏らず高等学校等でのあらゆる普通教育科目や専門教育科目を学修し、特定の学問領域にとらわれない好奇心旺盛な態度やさまざまなフィールドで実践的活動に参加する行動力を持ち、さらにグローバルな諸課題にも積極的に関与しようとする意欲や能力を備えている学生を強く求めています。


【入学者選抜の基本方針】

 人間科学部が掲げる理念である学際性・国際性・実践性を涵養する学びや活動を育成する教育プログラムを学修するために、入学者選抜にあたっては、文理融合的な学びや研究の基礎となるバランスの取れた5教科の学力、さまざまな専門分野の知識や複雑な議論を含む長文の読解力や文章分析力、自分の考えを他者に適切に伝えるための表現力、国際的なコミュニケーションの基盤となる外国語能力、さらに、自ら課題を発見し、その解決のために専門分野以外のさまざまな専門分野の他者と協働するための意欲を重視し、以下の方法により選抜します。また、グローバルで多様性のある学習環境の実現に向けて私費外国人留学生特別入試や学部英語コース特別入試を行います。


【具体的選抜方法と、資質・能力との関係】

(一般選抜)
 大学入学共通テストでは、国語、数学、地理歴史・公民、理科、外国語の5教科の受験が必要です。大学入学共通テストでは、5教科のバランスの取れた基礎学力を評価します。個別学力検査では、国語、数学、外国語を課します。個別学力検査での国語によって、長文の読解力や表現力を評価します。数学では、統計学や情報処理の学修に必要な数学の基礎学力と数学的考え方に基づいた論理的思考力を評価します。外国語では、英語の基本学力や読解力とともに、英語による表現力を評価します。
(総合型選抜)
 志望理由及び高等学校在学期間に相当する期間に行った特筆すべき活動内容について調査書、志望理由書、活動実績報告書などから第一次選考(書類選考)として評価し、第一次選考合格者には、小論文と面接を課すことで、表現力、課題探究力(実践力)、協調性と学習意欲などを評価します。そして、一般選抜と同様の大学入学共通テストの試験科目を課すことにより基礎学力を評価し、多面的で総合的な選抜を行います。
(3年次編入)
 大学・短大・高専での多様な学問領域を一定程度学修し、それらの成果を発揮しつつ、本学部が求める人間や社会への学際的・国際的な洞察や実践的活動を可能とするような学生を選抜します。