日時： 6月15日（木）　13:00 - 15:00
場所： 大阪大学　吹田キャンパス　人間科学研究科　本館4階　46講義室

講演者プロフィール：
台湾の国立嘉儀大学・教育学部、教授。教育哲学専攻。現象学やポストモダン哲学、そしてエコロジーの観点から、教育哲学研究のあり様を問い直している。近年は、東洋の教育哲学と西洋の教育哲学とを比較しつつ(とりわけ道教の思想と脱構築の思想とを比較しつつ)、両者の対話を通して新たな教育哲学の構築を試みている。

講演内容：
生、そして死について学ぶことは、子どもを教育する大人にとって最も重要な課題の1つです。とはいえ、この課題は教えるのが難しく、そのため、見過ごされることもしばしばです。東西の思想家のなかには、この課題に対して、共鳴的ではありつつもそれぞれに異なる豊かな示唆を提供してくれる人々がいます。彼らの思想に依りながら、「自然」への敬意と共に在る生と死のあり様について考えてみたいと思います。

お問い合わせ先：
大阪大学大学院・人間科学研究科 教育人間学研究室 准教授 岡部美香( mioka@hus.osaka-u.ac.jp )