哲学と質的研究

哲学と実践現場の接点を考える

哲学と質的研究

*「現代思想」は2019年度より「哲学と質的研究」へ名称変更されました。

【研究課題】
■ 医療・福祉・教育現場などでの調査を踏まえた哲学的分析
■ 現象学を中心とした現代の哲学動向の理論研究
■ 生命論を中心とした科学認識論

哲学と質的研究分野は、哲学的な思考と、医療・福祉・教育・芸術などさまざまな実践現場における思考とが交差する領域で研究を進めます。現代の哲学は、テキストの文献学的な研究だけでは成立し得なくなっています。本分野では机上の学問にとどまることなく、実践現場のなかに沈潜しそしてそこから問いを組み上げ、哲学的な思考へと昇華することを目指しております。研究室には、実践現場で活躍している社会人大学院生も多数所属しており、実践知と哲学がクロスする活動を行っています。
村上は小児科における自閉症児の現象学的研究、さまざまな在宅医療や精神科などでの看護実践についての現象学的な質的研究、大阪府における虐待・貧困や子育て支援についての実践の質的研究などを行ってきました。他方でゼミでは現象学を中心とした哲学文献を質的研究に照らして読み直す作業も行っています。
飯塚は、認識的不正義に代表される知識と権力の関係や知識の倫理学を研究分野としています。また、分析哲学の手法を用いて、科学技術が社会にもたらす哲学や倫理学的課題を検討しています。その際、当事者の経験やステークホルダーのスタンドポイントに注目することの意義と課題を考察しています。

教員