令和7年度ヒューマン・サイエンス・プロジェクト採択課題一覧を掲載しました。
令和7年度ヒューマン・サイエンス・プロジェクト(HSP)
ヒューマン・サイエンス・プロジェクト(HSP)は、本研究科における教育研究の理念である学際性、 実践性及び国際性の一層の充実と具現化を図るため、「分野間の共同研究プロジェクト」、 「基礎研究プロジェクト」及び「若手研究者プロジェクト」に係る経費として重点的に配分するものである。 本経費の配分により、科学研究費補助金をはじめとする各種外部資金の申請・獲得に資するものとする。
ここでの「共同研究プロジェクト」とは、研究分野を超えた【「学内」の他分野】教員間に生成される共同性によって、個別研究分野だけでは達成できない新たな研究成果を生み出すことを意図したものを指す。 また、「基礎研究プロジェクト」とは、複数の教員によって実施される、近い将来の外部資金申請につながるような基礎的研究を意味し、実験用機器の購入等、教育研究環境の整備に関わる経費を含むことができる。 平成29年度から新たに設置された「若手研究者プロジェクト」は、今年度末時点で満40歳以下の教員に申請資格があり、科研費の申請につながるような萌芽的研究を対象とする。 (令和7年度予算額 7,000千円)
採択課題
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吉川 徹 教授(経験社会学)
地方県からの若年層の流出構造の実態把握 -
森田 敦郎 教授(科学技術と文化)
市民参加型環境研究における multi-modal な方法の開発 -
中井 好男 准教授(福祉と人間学)
地域福祉としてのグリーフケア・スピリチュアルケアの確立に向けた基礎研究 -
太田 貴大 准教授(環境共生学)
動物の感情推定技術に関するELSI(倫理・法律・社会的課題)の検討 -
佐伯 いく代 准教授(環境共生学)
人と自然の接点におけるダイバーシティ&インクルージョン -
入戸野 宏 教授(基礎心理学)
実験室とオンラインでの心理学実験環境の整備 -
設樂 哲弥 助教(生物人類学)
霊長類との比較から探るヒトの手指の巧緻性 -
髙橋 哲 准教授(教育制度学)
パフォーマンスに基づく大学入試システム(PBCA)の日米共同開発 -
福田 雄 准教授(地域共生学)
東日本大震災被災地における漁業者の移動/定着研究 -
松村 一志 准教授(現代社会と社会理論)
科学における「証拠」概念の学際的検討 -
坂口 真康 准教授(国際協力学)
国際移動経験のある教師の共生社会意識の探索