学位審査に関する指針・学位論文の評価基準

大阪大学大学院人間科学研究科における
学位審査に関する指針

修士学位論文および修士の学位審査に関する指針

大阪大学大学院人間科学研究科では、次の指針に基づいて論文の修士学位審査を行い、適当と認められる者に対して、修士(人間科学)の学位を授与する。

  1. 修士の学位を受ける者は、当該専門分野における研究能力および高度の専門性が求められる職業を遂行するための能力を有する必要がある。
  2. 修士学位論文は別に定める「学位論文の評価基準」に基づいて評価され、さらに当該専門分野でなされる修士論文発表会・審査会で学術研究に相応しい発表、討論がなされなければならない。
  3. 修士学位論文は、日本語または英語で書かれたものとする。
  4. 修士学位論文の提出の手続きについては、別に定める。

 

博士学位論文および博士の学位審査に関する指針

大阪大学大学院人間科学研究科では、博士学位論文の内容および形式について、次のような指針を設ける。この指針に基づいて、論文の博士学位審査を行い、適当と認められる者に対して、博士(人間科学)の学位を授与する。

  1. 博士の学位を受ける者は、博士学位論文の学術内容を含む分野に関して十分な知識を有し、独立した研究者として研究を遂行する学力を有することが必要である。
  2. 博士学位論文は、別に定める「学位論文の評価基準」に基づいて評価され、さらに審査委員会で学術研究に相応しい発表、討論がなされなければならない。博士学位論文は、申請者自身が自律的かつ主体的に取り組んだ研究の成果であることが必要である。
  3. 博士学位論文は、日本語または英語で書かれたものとする。
  4. 博士学位論文の提出の手続きについては、別に定める。

 

大阪大学大学院人間科学研究科における
学位論文の評価基準について


 大阪大学大学院人間科学研究科は、学位論文について研究科のディプロマ・ポリシーに基づき、以下の基準により総合的に評価する。なお、この基準に定めるもののほか、各学系において必要なものは当該学系が定める。

【博士学位論文の評価基準】

  1. 課題設定の明確性
    明確な問題意識に基づき、研究の意義や必要性が的確に述べられている。
  2. 研究方法の妥当性
    研究の目的に照らして、適切な研究方法と分析が用いられている。
  3. 先行研究・資料の取扱いの適切性
    当該分野の先行研究を渉猟し理解したうえで、研究を当該分野の研究動向の中に位置づけている。
  4. 論旨の明確性・一貫性
    研究目的、分析、結果、考察の過程においてその論旨が明確かつ一貫しており、論理的に明確な結論が導かれている。
  5. 構成・表現・表記法の適切性
    学術論文として体系的に構成されており、適切な表現・表記法によって記述されている。
  6. 学術的・社会的な貢献
    国際的な学術水準および学際的観点から見て、十分な独創性や重要性があり、社会的要請にも応える可能性を持つものである。

 

【修士学位論文の評価基準】

  1. 課題設定の明確性
    明確な問題意識に基づき、研究の意義や必要性が的確に述べられている。
  2. 研究方法の妥当性
    研究の目的に照らして、適切な研究方法と分析が用いられている。
  3. 先行研究・資料の取扱いの適切性
    当該分野の先行研究を渉猟し理解したうえで、研究を当該分野の研究動向の中に位置づけている。
  4. 論旨の明確性・一貫性
    研究目的、分析、結果、考察の過程においてその論旨が明確かつ一貫している。
  5. 構成・表現・表記法の適切性
    学術論文として体系的に構成されており、適切な表現・表記法によって記述されている。
  6. 学術的・社会的な貢献
    学術的な独創性や重要性があり、社会的要請にも応える可能性を持つものである。